転職サイトを活用して保健師求人を探す方法
この記事では「転職サイトの活用方法」をご案内いたします!
保健師として転職活動を行うにあたっては転職サイトの活用は必須です。
なぜなら、企業が保健師を募集する場合、ハローワークや自社の採用ページ、求人広告などには出さずに、非公開求人として転職エージェントに募集を依頼することが多いからです。
では、転職サイトから求人を案内してもらうにはどうすればよいのでしょうか?
転職サイトへの登録方法
まず、転職サイトは「職業紹介事業者」として業務を行ってます。
そのため、転職サイトから求人を案内してもらうには、転職サイトに「求職の申し込み(=転職サイトへの登録)」が必要になります。
この記事では「転職サイトへの登録の流れ」と「転職サイトの活用方法」をご案内いたします。
まずは転職サイトを調べる
まずは、どこに登録するかを決めるため、インターネットで調べたり、転職サイトを利用したことがある知り合いに聞いてみたりして、転職サイトの評判を調べてみましょう!
といっても、インターネットには多くの情報がありどこが良い転職サイトか判断が付きづらいと思います。
その場合は、この記事や当サイトでもおすすめの転職サイトを紹介しているので、参考にしてみてください。
→保健師の元転職エージェントが教える本当に産業保健師求人に強い「おすすめ転職サイト」4選!
転職サイトは担当者との相性の良し悪しもあるので、ここで紹介している転職サイトが全てではありませんが、ランキングの1位と2位にあげている2社は、産業保健経験者・未経験者に関わらずおすすめです。
転職サイトに登録する
情報収集をして良さそうな転職サイトがあれば、登録の手続きをすすめましょう!
登録方法は各転職サイトによって若干の違いはありますが、概ね下記のような手順です。
【転職サイトへの登録の流れ】
1. ウェブページから申し込み(=仮登録)
2. 登録面談(=本登録)の準備をする
3. 登録面談に行き本登録をする
4. 希望条件を伝え求人を案内してもらう
ここではおすすめサイトにも上げている「MCナースネット」を例に登録の流れをご案内します。
1.サイトにアクセス
→まずは転職サイトのウェブページにアクセスしましょう。
2.必要情報を記載する
→サイトの手順に沿って必要方法を記載します。
まずは資格を選択し「次へ」をクリックします。
次に現在の状況、希望の勤務形態を選択します。
次に住所を入力し、電話番号、メールアドレスを入力します。
最後に年齢と面談日の希望日時などを入力し、利用規約や個人方法の取り扱いを確認したら、登録完了ボタンをクリックします。
ウェブ上での登録は以上です。
ただし、ここまでは単に氏名や住所などの基本情報を登録しただけですので、このあと更に面談を行って希望条件などを転職サイト側に伝える必要があります。
この先の流れはサイトにより異なりますが、電話面談か直接訪問しての面談のいずれかになります。
ウェブ上での登録をすると、当日〜翌日には転職サイト側から電話がかかってくきますので、その電話で面談日時の予約を行うとよいでしょう。
ウェブ完結のほうが楽、訪問するのは面倒と思われるかもしれませんが、保健師として産業保健分野への転職を希望するのであれば、直接出向いての登録面談=企業に出向く練習、と思って対応しましょう。
転職サイトの登録面談の準備をする
電話面談でも出向いての直接面談でも、転職サイトへの本登録をする際では、これまでの職歴と今後の希望条件の確認が行われます。
そのために、ほとんどの転職サイトで登録するにあたっての必要書類の準備が求められます。
具体的には、
・履歴書(+職務経歴書)
・資格免許証(看護師・保健師等)の控え
・本人確認書類
といった書類です。
複数の転職サイトに登録する場合は、履歴書を何枚も作成するのは手間になるので、パソコンを使ってエクセルやワードで履歴書を作成しておきましょう。
ここで提出する履歴書はあくまでも転職サイトに登録する上で提出するもので、個別の企業求人に応募する際には改めてその企業への応募用の履歴書を作りますので、ここでは細かい志望動機などは書いてなくても大丈夫です。
ただし、履歴書のフォームを空欄で出すのはおすすめしません。
なぜなら、転職サイトの転職エージェントは、登録に来る求職者を企業に推薦する上で、最低限のビジネスマナーを備えているか、キチンとした人かというを必ず見ています。
企業に転職を希望する保健師であればなおさらです。
元転職サイト中の人の意見ですが、医療機関への就職を希望する方であれば、スキル経験があればマナー面がイマイチでもまぁいいかと思うこともありますが、産業保健希望の方でマナー面がだめだと判断したら絶対に推薦しません!(推薦した企業から、なんでこんな常識のない人を紹介するんだ!と思われてしまうと信頼を失ってしまうからです。)
なぜ、募集する企業が転職サイトに人材紹介を依頼するか考えてみましょう。
自社に見合わない人は、きちんとスクリーニングかけてくださいね、ということなのです。
登録面談で肩肘張る必要はありませんが、最低限のマナーは見られていると思って臨みましょう!
転職サイトの登録面談に行く
ここでは実際に出向いての直接面談のケースを想定してご案内します。
登録面談に出向くのは、企業への面接にいく練習と思えばよいでしょう。
といってもそんなに肩肘張る必要はありません。
転職サイトの転職エージェントも、最低限の人柄やビジネスマナーは見ていますが、面接本番同様に臨まれて、緊張して取り繕った話をされるも正直困るのです。
ざっくばらんにこれまでの経験や希望条件、なぜ保健師として産業保健分野で働きたいのか?といった、その人の考えや仕事に対する考え方をきちんと聞いて、その人がどんな職場に合っているか、どんな職場であれば活躍するか、ということを見極めたいのです。
このあたりのバランスは難しいかもしれませんが、最低限のマナーは押さえつつ、ミスマッチがない仕事を案内してもらえるようしっかりと自己開示していきましょう。
「最低限のマナー」というのは、
・服装
・言葉遣い
・約束の時間を守る
・面談中の姿勢や表情
といった点です。
このあたりの良し悪しのラインはあげれば細かくなるので、別記事で紹介したいと思います。
→[準備中]転職サイトの登録面談や採用面接で気をつけるべき「ビジネスマナー」とは」?
希望条件を伝え求人を案内してもらう
登録面談のなかで担当するキャリアカウンセラーがあたなの経歴や希望条件を確認します。
希望条件については、あまり条件をつけすぎると該当する求人がなくなてっしまうので、キャリアカウンセラーに伝える条件が「絶対に譲れない必須条件」なのか「できれば満たしたい条件」なのかはきちんと分けて伝えるようにしましょう。
求人の案内をされて希望に近いかも!という求人があれば、積極的に概要や企業の内情を転職エージェントに確認してみましょう。
また、転職エージェント自体が日々求人を募集している企業を探しています。そのため、別途記事でも紹介したハローワークや看護協会のeナースで気になる求人を見つけていた場合に、登録した転職サイトでも同じ求人を取り扱ってないか聞いてみても良いでしょう。
求人を見て直接自分で応募すると、その企業がどのような人材を求めているか、どのような面接対策をすればよいか、といった点がわからないまま選考に臨むことになりますが、
もし転職サイトが同じ求人を取り扱っていれば、転職エージェントが応募書類の添削をしてくれたり面接対策をしてくれたりと、サポートを受けながら選考に臨むことができるのです。
せっかく転職サイトに登録するのであれば、求人情報の収集だけでなく、転職を成功させるためのサポートまで、がっつり活用してしまいましょう!
以上が転職サイトへの登録の流れになります。
補足で、おすすめ転職サイトを2社だけ本記事でも記載しておきますので、よかったら参考にしてみてください。
おすすめの転職サイト2社
1.マイナビ看護師
●おすすめ度:★★★★★
●サイトURL:マイナビ看護師
●拠点数:全国25拠点
新宿オフィス/北海道支社/東北支社(仙台市)/東北支社郡山営業所/北陸支社(金沢市)/北陸支社富山営業所/新潟支社/茨城支社/北関東支社(さいたま市)/東関東支社(船橋市)/西東京支社(立川市)/横浜支社/長野支社松本営業所/長野支社長野営業所/静岡支社静岡営業所/静岡支社浜松営業所/名古屋支社/京都支社/大阪支社/神戸支社/岡山支社/中国支社/四国支社松山営業所/九州支社(福岡市)/九州支社熊本営業所
マイナビ看護師の特徴
マイナビ看護師は大手総合人材サービス業の「株式会社マイナビ」が運営する、看護師・保健師専門の転職サイトです。看護師の転職サイトランキングにもよく掲載されていますが、マイナビ看護師は、保健師の求人取り扱いにも強いので必ずチェックしましょう!
マイナビは人材会社のなかではリクルートと並んで最大手の会社で企業なので、転職相談する上では企業母体がしっかりしているのも安心感に繋がります。
そんな株式会社マイナビが運営する「マイナビ看護師」は、取り扱い求人数が圧倒的に多く、検索条件にも「看護師資格・経験を活かせる一般企業」という項目があり、産業保健分野の求人検索もしやすくなっています。
営業拠点も全国に展開しているため、地方で産業保健を探したい保健師の方にとってもおすすめです。
総合人材サービス業の強みは「産業保健分野以外の求人」も取り扱っていることです。
通常、産業保健師を募集するのは一般企業ですが企業の中で働く産業保健師は数える程度です。
その企業全体の人材募集はほとんどが営業職だったり技術職だったり一般事務職だったりで、当然その企業の社風は企業全体の人員で作られています。
総合人材サービス業である株式会社マイナビは、「マイナビ就職」や「マイナビ転職」といった有名な就職転職サイトを運営していて、産業保健師を募集する企業へ、保健師以外の新卒や転職希望の中途社員を数多く紹介しているのです。
そうなると当然、その企業の雰囲気や内情など、より幅広く深い情報を持っています。
看護師・保健師の転職サイトのなかには医療職に特化した転職サイトもありますが、この点は総合人材サービス業である「マイナビ看護師」に軍配が上がる大きな強みとなります。
転職先を探すにあたって、事前にその企業の情報をきちんと確認した上で応募できることが、大きなメリットであることは言うまでもありません。
「求人数」「拠点数」「求人情報の質」の総合的な観点で「マイナビ看護師」をおすすめサイトの1位にあげさせていただきました。
産業保健分野への転職を考える場合は、「マイナビ看護師」への登録は必ず押さえておきましょう!
▼「マイナビ看護師」に無料登録して求人を探す!
2.MCナースネット
●おすすめ度:★★★★★
●サイトURL:MCナースネット
●拠点数:全国24拠点
恵比寿本社/新宿本店/札幌支社/仙台支社/さいたま支社/池袋支社/柏支社/千葉支社/町田支社/横浜支社/静岡支社/浜松支社/名古屋支社/京都支社/大阪支社/梅田支社/なんば支社/神戸支社/岡山支社/広島支社/高松支社/松山支社/北九州支社/福岡支社
MCナースネットの特徴
MCナースネットは「株式会社メディカル・コンシェルジュ」が運営する看護師・保健師向けの転職サイトです。マイナビさんとは異なり、一般の職種は取り扱っておらず、医療福祉分野の資格者に特化した転職サイトです。
MCナースネットの特徴は、正社員求人だけでなく派遣求人も多く取り扱っている点です。
また、運営会社の株式会社メディカル・コンシェルジュの社長さんは医師の資格者で、産業医として勤務した後に医療業界の人材不足を問題に感じて創業したそうです。
そんな社長さんのバックグラウンドもあるためか、MCナースネットは産業保健分野の求人を多く取り扱っています。
また、MCナースネットでは単発や短期の求人も多く取り扱っています。
そのため、転職が決まるまでのつなぎとして仕事がしたい場合には、キャリアアドバイザーと派遣コーディネーターが連携して仕事を案内してくれます。
産業保健分野への転職活動時にネックになることの一つに、
病院などで勤務しながら転職活動を進めると、転職先が決まっても現職をすぐにやめることができずに、転職先が希望する入社時期と実際に入社できる時期がずれてしまう点があります。
産業保健の求人によっては「◯月までに入社できる方」といった入社時期の指定があるケースも有り、ただでさえ少ない求人の選択肢が限られてしまいます。
とはいえ、現職をやめてから転職活動を進めることのリスクもあります。
特に産業保健分野は狭き門のため、転職活動をはじめても転職先が決まる前でに数ヶ月から場合によっては半年以上かかるケースも珍しくありません。
その間の収入を補填するための仕事として、転職先と短期単発の求人の双方を案内してくれる「MCナースネット」は、産業保健分野への転職活動をする上で利用しない手はありません。
※ちなみに、MCナースネットのなかの人に聞いた話ですが、スポットの仕事は数多くあり、日によっては勤務者を決めきれずに求人先に謝罪することもあるとのこと。就職せずにスポット求人の組み合わせで生活している看護師さんもいるらしく、看護師資格者であればつなぎで生活費を稼ぐことは全然ハードルは高くないようです。
また、スポットの求人には、「健診」業務や、学生の修学旅行等に同行して健康管理業務を行う「ツアーナース」業務、コンサートやスポーツイベントの救護室で待機する「イベント救護」業務など、保健師業務に生かせる仕事も多くあります。
産業保健分野での経験がない方は、むしろ積極的にスポットでの健康管理業務を経験することで、転職活動時のアピールポイントにすることもできます。
「求人数」「多様な形態の求人取り扱い」「転職活動の支援体制」の観点で、「MCナースネット」をおすすめサイトの2位にあげさせていただきました。
産業保健分野への転職活動を成功させるには「MCナースネット」への登録は押さえておきたいですね。
▼MCナースネットに登録して求人を探す!
上記2社以外の転職サイトは下記記事で紹介しています。
→保健師の元転職エージェントが教える本当に産業保健師求人に強い「おすすめ転職サイト」4選!
以上、転職サイトの登録と活用方法についてでした!
少しでもみなさんの転職活動の参考になれば嬉しく思います!
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