看護協会のeナースセンター求人で保健師求人を探す方法

「保健師求人を探したいけど、どうやって探せばよいの??」
という声にお答えすべく、ハローワーク求人での保健師求人の探し方に続いて、この記事では看護協会のeナースセンターを活用しての保健師求人を探す方法をご紹介します。

看護協会の「eナースセンター」とは?

看護師資格をお持ちの方であれば改めて説明する必要はないかもしれませんが、まずは看護協会がどういった組織なのかを見てみましょう。

日本看護協会は、看護職(保健師・助産師・看護師・准看護師)の資格を持つ個人が自主的に加入し運営する、日本最大の看護職能団体です。47都道府県看護協会(法人会員)と連携して活動する全国組織で、現在約74万人の看護職が加入しています。個人の力だけでは解決できない看護を取り巻く課題を、組織の力で解決し、看護を発展させ、社会に貢献します。

https://www.nurse.or.jp/home/about/index.html

次の3つの基本理念の下、さまざまな活動を展開しています。
「看護の質の向上」…医療安全対策や専門看護師・認定看護師・認定看護管理者の認定、研修や学会の開催 など
「看護職が働き続けられる環境づくり」…看護職員の労働条件、離職率などをはじめとした調査・研究、看護職の再就業支援、労働と看護の質向上のためのデータベース事業、看護職賠償責任保険制度の運営 など
「看護領域の開発・展開」…政策の提言と実現に向けた活動、在宅医療・訪問看護の推進、災害看護と東日本大震災復興支援事業、国際交流・協力、広報活動 など

https://www.nurse.or.jp/home/about/jigyou/index.html

上記にあるように、看護協会の事業の一つとして「看護職が働き続けられる環境づくり」があり、その一環として、都道府県看護協会が全国に都道府県知事の指定を受けて看護協会が運営する「都道府県ナースセンター」を運営しています。
仕事を探している看護職と、看護職員の雇用を考えている施設にそれぞれが登録でき、無料で職業紹介を行っています(ナースバンク事業)。

ハローワーク求人と同様に、無料職業紹介であるeナースセンターの求人には、意外と産業保健分野の求人が掲載されていることが多いのです。

産業保健分野に転職を考えている方は、eナースセンターの求人も必ずチェックしましょう!

では、eナースセンターで求人を検索するには、どのような手続きを取ればよいのでしょうか?

eナースセンターへの登録方法

eナースセンターへの登録の流れを説明いたします。

1.eナースセンターのサイトへアクセスする

リンクをクリックして、e-ナースセンターへアクセスすると下記画像のページが表示されます。

次に、サイト中央の「求職者(看護職)の方のご登録」をクリックしてください。

2.ユーザーIDを申請する

表示された画面で、ユーザーIDの申請を進めます。

必要事項を記載し、確認ボタンをクリックしましょう。

入力したメールアドレス宛にユーザ ID申請メールが届きますので、メールに記載されているURLをクリックします。

「求職者(看護職)利用基本条件」画面が表示されますので、当サイトの「求職者(看護職) 利用基本条件」を一読し「基本条件に同意ボタン」をクリックします。

3.プロフィールを登録する

「プロフィール登録」画面が表示されます。
項目が多くありますがとりあえず必須項目を埋めてプロフィールの登録を進めましょう。

入力を終えたら登録ボタンをクリックします。

「プロフィール登録完了」画面が表示されますので、「求職者(看護職)ポータルへ」ボタンをクリックしてください。クリックすると、eナースセンターのトップ画面が表示されます。

以上で登録は完了です。

eナースセンターでの保健師求人検索方法

次に、eナースセンターで実際に産業保健分野の求人を検索する流れをご紹介いたします。

1.「条件を指定して求人を探す」をクリック

「条件を指定して求人を探す」ボタンをクリックすると求人詳細検索一覧画面が表示されます。

2.求人詳細検索一覧画面で条件を絞り込む

求人詳細一覧画面は下記構成になっています。

●基本情報
上記画面の上半分の箇所です。
勤務先住所(都道府県・市区町村)や雇用形態、保有資格等を入力します。

●勤務先情報で検索
勤務先名や沿線で絞り込むことができます。

●勤務先の種類で検索
施設種別等を選択できます。
産業保健の仕事を検索する場合は、ここで「施設種別:会社・事業所」にチェックを入れましょう。
健診機関の保健師求人も含めて探す場合は「健診センター・労働衛生機関」にもチェックを入れます。

●看護教員募集条件で検索
ここは看護教員募集に関する項目なのでスルーで大丈夫です。

●給与・福利厚生条件で検索
給与や福利厚生に関する項目ですが、中途半端に入力すると検索に引っかかる求人が限られてしまうので、ここは何も入力せずに進めます。

●業務内容・雇用・勤務条件で検索
雇用期間や勤務曜日などに関する項目ですが、上記同様の理由で何も入力せずに進めます。

●資格・スキルで検索
同上です。

検索項目を入力し、検索ボタンをクリックします。

3.求人概要をチェックする

試しに、基本情報で「都道府県:東京都」「看護資格:保健師」を選択し、
勤務先種類で検索で「施設種別:会社・事業所」を選択し、検索してみます。
(基本的にeナースセンターで産業保健求人を探すときは、この選択項目だけで十分です)

すると下記の検索結果が表示されます。

全部で26件の求人がヒットしました(2019/12/10時点)。
ここで求人番号のリンクをクリックすると求人の概要を閲覧することができます。

気になる求人があったら一覧画面右側の、お気に入り「追加」ボタンをクリックしておきましょう。
後で、追加した求人のみを絞り込むこともできます。

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以上が、eナースセンターでの産業保健求人の検索方法です。
定期的に更新されるので、週1回ぐらいは検索をしてみるとよいでしょう。

良い求人が見つかったら、企業のホームページなどにも目を通し、応募の準備を進めていきます。

とはいえ、企業への応募は心理的ハードルが高いのも事実です。

履歴書や職務経歴書の書き方や、志望動機を考えるのに自信がない方は、転職エージェントに相談することも検討しましょう。

良い転職エージェントは求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や、志望動機の作成なども支援してくれます。

保健師の元転職エージェントが教える本当に産業保健師求人に強い転職サイト4選!

保健師求人を探すコツは複数の媒体を使い分けること

産業保健分野への転職は看護師が医療機関に転職するのと比べると狭き門であるため、事前の情報収集や準備が必要になります。

保健師業務未経験であればなおさらです。

しかも、eナースセンターや他の求人サイトに掲載されている求人は、産業保健求人全体の一部でしかありません。

産業保健の求人の多くが、求人サイトには掲載されない非公開求人です。

→[準備中]産業保健分野の求人の多くが非公開求人である理由とは⁉

そのため、産業保健分野への転職をしたい場合は、複数の媒体を使い分けることが転職を成功させるコツです。

具体的には「無料求人媒体」「有料求人媒体」「転職サイト・転職エージェント」「縁故採用」などです。

→[準備中]転職サイトに登録して産業保健の非公開求人を紹介してもらう方法

少しでも可能性を高めるために、このサイトで紹介している手法をぜひ参考にしてみてください!

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